
ドーピング違反が発覚した柳詰
昨年成績急上昇 12カ月の斡旋停止
JKAは2月27日、S級レーサーの柳詰正宏(38=福岡・97期)から禁止物質が検出されたとして、3月1日から12カ月間の出場斡旋停止にすると発表した。柳詰は小倉GⅠ競輪祭の前検日だった昨年11月18日にドーピング検査対象選手に選定され、尿検体を採取。12月22日に禁止物質「テストステロン(外因性)」が検出されたと分析機関から通知を受け、JKAは同23日から柳詰を出場斡旋保留としていた。その後、事情聴取などを行った結果、ドーピング違反と認定。出場斡旋停止の措置を決定した。
柳詰は競輪学校(現・競輪選手養成所)で在校8位の成績を残し、10年1月にデビュー。13年後期にS級入りを果たすと、突っ込みを武器にS級に定着した。昨年25年2月に地元の小倉で念願のS級初優勝。8月にはGⅢ初制覇を小倉で飾った。11月のGⅠ競輪祭でも確定板入りするなど成長ぶりをアピールしたが、その後は欠場が続いていた。
競輪では昨年2月に北井佑季、3月に野口諭実可のドーピング違反が発覚。これを受け、JKAはGⅡ以上の全開催で検査を実施することを決定。斡旋停止期間を最長3カ月から12カ月に延長、複数回の違反者には登録消除を含めた処置を講じるとしていた。
◇柳詰 正宏(やなづめ・まさひろ)1987年(昭62)7月30日生まれ、福岡県北九州市出身の38歳。私立豊国学園高卒。10年1月プロデビュー。通算成績は1188戦168勝。総取得賞金は2億2350万円。祖父・利明さん、叔父・美義さんは元競輪選手。1㍍75、80㌔。血液型A。


